コンビニエンスストア「ローソン」(本社・東京)の「からあげクン」に鳥の羽根が混入していた事件で、同社広報部は
「従業員の手洗いが不十分だったことが原因」
とする報告書をまとめ、あらためて陳謝した。今後は手洗いの励行はもちろん剃毛の強制などで再発を防止する方針。
からあげクンは「鳥100パーセント」をウリに全国で販売されている人気商品。ローソンでは鳥100パーセントを徹底するために
「製造ラインの従業員もすべて鳥」
にしていたが、これが仇となり、手洗いの不十分だった従業員から羽毛が抜けて異物混入を引き起こしたらしい。
調査結果を受けてローソン本部はライン従業員に
- 羽根が抜けなくなるまで手を洗う
- 可能なら前腕部すべてを剃毛する
よう、指導を徹底する方針を決めた。
3日、ローソン本社で謝罪会見をおこなった同社からあげクン事業部長のチキン・ジョージ氏は「消費者の方々に不安を与えてしまい、まことに申し訳ない。二度と同様の事件は起こさないよう努力する」と陳謝。しかし、三歩ほど歩くとすでに事件のこと自体を忘れているようすなのが印象的だった。