20日、都内の男子高校生があやまってキャズムに転落し社会的に死亡する事故があった。都内では最近同様の痛ましい事例が多発しており、警視庁は「キャズムは思ったよりも深い。注意を怠らないでほしい」と呼びかけている。
事故を起こしたのは都内の私立校に通う高校二年生の少年Aくん(17)。京都への修学旅行から戻る新幹線の車中、やっとの思いで仲良くなれた男女数人と談笑していたところ、女子のひとりが、
わたしぃ~、なんかはやってるから~、超ブログとか~、やろ~かと思ってるんだけど~
と発言。自分の詳しい分野の話題が出て調子に乗ってしまったAくんが
それなら「はてな」なんてどうかな。Web 2.0って感じだし、社長もアルファブロガーでオススメだよ
などとマジョリティに理解不能なことばを連発。他の男女とのキャズムを深くしてしまった。
そのため突然の異文化との接触を嫌ったマジョリティの女子が、
なにそれ。はてなとか近藤とか超きも~い。ありえないんですけど~
と抗議。Aくんはキャズムの奈落の底に転落。「オタク」の烙印を押され社会的に死んでしまったという。
ウェブの進化に詳しい評論家の梅田望夫氏は、
インターネット、ブログの普及で「はてなくらいはマジョリティにもわかる」と勘違いするアーリーアダプターが急増。自分で掘り下げたキャズムに飲み込まれる悲惨な事故の原因となっている
と指摘。
だいたいマジョリティが知ってる固有名詞は「ヤフー」だけ。それと、女がインターネットやパソコンの話をするのは、だいたい面倒な設定だけやってもらってあとはポイ!するため。油断するな。ちくしょう、女どもめ。ばかにしやがって
と話す。イノベーターやアーリーアダプターは「キャズムの向こうは異次元」と肝に銘じておく必要がありそうだ。