都立高校の教師が卒業式の「君が代」斉唱時に起立せずに立っていたとして、東京都教育委員会に解雇処分を受けていたことが、19日までに明らかになった。都教委の「日の丸」「君が代」指導強化方針のなか、新たな論議を呼び起こしそうだ。
解雇されたのは、杉並区内の高校で体育を担当していた男性教師(28)。この教師は16日に行われた卒業式において、君が代の斉唱がはじまっても起立せず座ったまま日の丸をじっと見据えていた。
怪訝に思った同校教頭(54歳・女性)が
「なにをしているの」
と近づいたところ、教師の股間が雄々しく屹立していることに気づき、金切り声をあげて失神。式場は一時騒然となり、数分間進行が中断された。
騒ぎを受けて翌日行われた都教委の査問に対し、男性教師は
愛国心をもって美しい日の丸を見つめていたら、気持ちが昂ぶるあまり股間が屹立してしまい立てなくなった
と説明したという。都教委は「まことに破廉恥な行為で見過ごせない」として、月末付けでの解雇を言い渡した。
この教師は非常に愛国心の強い人物で、ふだんから
- 校舎の壁に「靖国上等」と落書きする
- 眞子さまの萌え萌え同人誌を校内で委託販売する
など、問題行動が目立っていた。いっぽう、「日の丸・君が代をまもる教師の会」代表の大和武士会長は
日の丸・君が代を愛すれば、勃起して当然。都教委は処分を即刻撤回すべき
と抗議する声明を発表している。