アイスランドで起きた大規模災害でヨーロッパ地域で全面的に航空便が欠航するなど深刻な影響が出ているが、問題が全地球レベルに拡大する恐れが出てきた。酷寒の地アイスランドならではの問題で
「地球規模での寒冷化が起きる可能性がある」
とのことで、気象学者らは不安げに見守っている。
アイスランドと言えば、国名どおり全土が氷に覆われスイーツもアイスしかないほどの酷寒の地。それだけに今回の災害でも、火山ではなく「氷山」が爆発するという現象が起きているわけだが、問題はこの氷山から噴出する「氷片」だ。大きな氷の固まりはヨーロッパに降り注ぎ飛行機に影響を与えているが、これは災厄の“氷山の一角”に過ぎなかった。
事情通によると、アイスランドの氷山からふきあげられた細かい氷片の粒子は成層圏近くまで到達し、そのまま地球のまわりをただよう。その際、粒子はひんやりとした冷気を地上に送り込み、地球を冷やしてしまうというのだ。つまり、全世界で寒冷化が起きるということだ。
しらせを聞いた国内各企業では、早くも対策を打ちはじめている。酒販各社が夏の主力商品をビールから熱燗に切り替えるほか、コンビニはフランチャイズ店におでんを店頭に出すよう指示を出しはじめた。また、一般の中華料理店も「冷やし中華始めません」の貼り紙を出すなど対応にやっきだ。いっぽうで当事者のアイスランド国民は「よくあること」とガリガリ君を食べて事態を静観しているとのこと。心まで氷でできているかのような対応ぶりは、国際世論から強い批判を受けそうだ。