新潟県佐渡島で飼育中だった国の特別天然記念物であるトキが何者かに殺害された事件で、「自分がやった」と容疑者が名乗り出てきたことがわかった。佐渡島署が11日までに明らかにした。容疑者は
「神聖な日本の地で、中国人が不法滞在を許され在日特権を与えられているのが許せなかった」
などと話している。
自首してきたのは、佐渡島在住・無職のテン容疑者(3)。供述によるとテン容疑者は今月9日、佐渡トキ保護センターの順化ケージにしのびこみ、寝入っていたトキ9羽を襲い殺したという。佐渡島署では現場からテン容疑者とDNAの一致する体毛が見つかっていることから、最重要参考人として取り調べ中だ。
飼育されていたトキは中国籍の親をもつ在日中国トキ2世で、超法規的により在日特権を与えられ日本国民の税金で衣食住はもとより付き合う女性まで世話してもらうという、厚遇を受けていた。テン容疑者はこれに不満をもち、
「不法滞在者は日本から排除すべき」
「在日特権が許せない」
などと犯行に及んだという。
佐渡島のトキに対しては、ネットを中心に批判が広がっており「ヤキトリにしてやんよ」などと息巻く動きもあった。今回の事件は、不満分子の声が現実のものになった一例と言える。これ以上の悲劇が起きる前に、政府は在日トキに対し毅然たる態度を示す必要がありそうだ。