国内PHSサービス最後の牙城であるウィルコム(本社:東京)が18日、事実上倒産したことが世間に衝撃を与えている。実はこの倒産劇の裏には、日本の通信業界を破滅させようと画策する外資勢力の陰謀があると言われている。会社の名前に
「社運が傾くような不吉なことばを埋め込む」
ことで、ウィルコムに呪いをかけていたというのだ。
ウィルコムと言えばかつては「DDIポケット」という社名で、かわいらしさから主に通信オタクに親しまれていた。しかし、一時期外資系のカーライルグループが経営に参画した際、社名を現在の「ウィルコム」に変更。それ以来、
- 音質がいい
- マイクロセルですぐれている
- 将来性がある
などと聞かれてもいないのに説明するウザい通信オタクにつきまとわれるなど、不運に見舞われるようになった。
あげくに今回の倒産劇とあいなったわけだが、事情通は「外資が社名変更した際に呪いをかけたのが原因」と主張する。ウィルコムは英字で書くと「WILLCOM」。この綴り、よく見ると中に
「ILL(病)」
ということばが含まれている。「これはユダヤのカバラ秘術でよく使われるもので、名前に不吉な単語を埋め込むことで呪う術なのです」と事情通。さらには、WILLCOMを後ろから読むと
「MOC(モック)」
という単語まで! モックばかり見せて新製品や新サービスを出せなかったウィルコムの弱さは、この呪いが原因だったのだ。
呪いの疑いが発覚したことで、さっそく総務省が調査に乗り出している。事実と確認されればウィルコムの債権を国が肩代わりするのはもちろん、国の指定ケータイをすべてウィルコム製品とする措置もやぶさかではないという。あわや倒産から一転、ウィルコム大勝利と言えそうだ。