ついにあの名作ドラマの日本版が登場…! アメリカで未解決事件を専門に追う刑事の姿を描き大ヒットとなっているドラマ「コールドケース」について、日本版の制作が決定したことが20日までにわかった。放映はフジテレビ・CX系で今冬スタートを予定している。
コールドケースは、古いものでは数十年前にもさかのぼる未解決殺人事件をフィラデルフィア市警の美人刑事リリー・ラッシュ(キャスリン・モリス)が追うという内容。2003年からCBS系列で放送開始され、第6シーズンまで続くヒットとなっている。今回日本版制作が決まったのは
「殺人事件の公訴時効廃止の動きが活発化したことで、古い事件を扱う刑事ドラマの現実性が増し、番組の受け入れられる土壌が広がった」
ためとCBS・フジの関係者は語る。
日本版では舞台を東京の警視庁に、主人公をベテラン叩き上げ刑事である鬼瓦源三郎警部補に変更。同警部補が、ノルマ達成のため数十年前の事件を掘り返してはどこからともなく引っ張ってきた容疑者を尋問し、みごと自供をゲット。次々と絞首台に送り込む─という内容となる。
見どころは、主人公が毎回齢八十を超えるような容疑者をしょっぴいては取調室に監禁し、
「おまえがやった証拠がある」
「やったと一言言えば家族に会えるんだぞ」
「孫の顔写真を踏んでみろ」
と手練手管で追い込むシーン。被害者遺族が「極刑を!」と叫び、裁判員が全員一致で死刑に投票するシーンとあわせて、たまった鬱憤を毎週スカッとさせてくれること間違いなしの良作となりそうだ。