ヤマハ発動機が軍事転用可能な無人ヘリを中国に不正に輸出した問題に関連して24日、警視庁は親会社のヤマハ株式会社本社にも家宅捜査に入った。同社も軍事転用可能な音楽機器を中国向けに輸出していた疑いがもたれている。
調べによるとヤマハは昨年11月、ボーカル向け高性能マイクおよびリサイタル用音響セット一式を中国に向け輸出していた。当時、経済産業省は外為法に基づき「中国にリサイタルセットを送らないよう」通達を出していたため、ヤマハの行為は同法違反となる。
中国には、自称歌手の小学生・剛田武くん(10)が現在留学中。経産省は
もしマイクやリサイタルセットが剛田くんのもとに渡れば、大量破壊兵器の威力をもつボエエェェェェ~の一声で少なくとも5万人の死者が出る
と最悪の事態を恐れている。経産省は、手配・発注した中国人民解放軍については「ジャイアンに脅されたのでは注文するしかない」と同情するいっぽう、ヤマハには「今回だけでなく以前から空き地にリサイタルセットを不法投棄するなど有形無形の支援をしてきた。ジャイアンとの癒着はあきらか」と厳しく対処する予定だ。
いっぽう、現地に送られた製品のその後のゆくえについてはわかっていない。中国当局は「人出の多い場所に持ち込んで、ジャイアンがゲリラリサイタルをひらく可能性がある」として天安門広場などの警戒を強化している。