滋賀県彦根市の彦根城近くで、同城に住むタレントのひこにゃんさん(3)が、暴漢らに襲撃され殺されるというショッキングな事件が発生。市民を震撼させている。ひこにゃんさんは最近、日本との通商・交流を求めるアメリカのペリー提督の親戚らと親しくしており、先日はその功をねぎらってハワイに招かれたばかり。犯行グループは
「あるじに続き、飼い猫までもが天皇の勅許なしに夷狄と交流を深めるとは不敬千万。天に代わって成敗した」
と声明を発表。警察は「尊王攘夷派によるテロ行為」と見て捜査している。
事件が起きたのは9日朝。市内でおこなわれる予定だったイベント出席のため、ひこにゃんが駕籠に乗り彦根城の門を出たところ、不審な男がサインを求めるふりをして行列の前方に近づいてきた。駕籠が止まると、とつぜんピストルの音が鳴り響き、周囲から抜刀した十数名の男が襲いかかり居合わせた関係者を斬殺。抵抗する者がいなくなると駕籠に次々と刀が突き立てられた。目撃者によれば、虫の息のひこにゃんは駕籠から引きずり出されると
「話せばわかる」
と説得を試みたが、暴漢は
「問答無用!」
と首をはねたという。
ひこにゃんさんは、孝明天皇の許しなしにペリー提督と日米修好通商条約を結んだ井伊家ゆかりの猫として知られる。ペリー提督の親戚との交流やハワイ招致受諾などはこうした過去が関係していると見られるが、宮内庁消息筋によると天皇陛下は
「ひこにゃんが朕の勅許なしに海外とやりとりしているとは本当か」
「あるじだけでなくひこにゃんまでも。(井伊家の者には海外交流はさせない)それが私の心だ」
などと激怒していたという。警察では、こうした天皇陛下のおことばを伝え聞いた勤皇の志士らが、今回の変を起こしたものとみてびくびくしながら捜査を進めている。
なお、はねられたひこにゃんの首は犯行にかかわったと見られる武家の屋敷で見つかっており、ぷくぷくとしたほっぺがモチのようでうまそうだったので、スタッフがおいしくいただきました。