KDDIおよび沖縄セルラーは17日、実体がひとりの多重人格(解離性同一性障害)でも家族向け割引サービスと同じ割引率が適用される新プラン「WE割」を開始すると発表した。サービス開始は2月1日からとなる。
同社では従来、基本使用料や家族間通話が大幅割引される「家族割」を展開して利用者から好評を博してきた。今回の施策は、これを解離性同一性障害に罹患している患者の複数の人格状態間の通話についても適用するもの。KDDIのau事業本部では
気がついたらほかの人格と通話していて料金がかさんでしまった…といった苦情が多いため、これにこたえたもの。今後は患者数が増大し社会問題化しているうつ病向けの「無言電話割」、パニック障害向けの「落ち着くまで無料割」も導入し、世の中に貢献していきたい
と意義を説明している。
WE割は最大24人格状態まで対応。契約は2月20日から受け付けるが、かかりつけメンタルクリニックの医師によるDSM-IVに基づいた診断書の提出が必要となる。
新プランの発表会場に訪れた「WE割イメージキャラクター」のヴィネガー・ドッピオさんは、イタリア出身の少年マフィア。
ボスとの連絡にケータイは欠かせないのでとても助かります。
とおるるるるる、とおるるるるる
もしもし? はい、ドッピオです!
と、近くを通りかかったカエルを耳に当て通話。さっそく割引プランを活用していた。