オートバイ事故をきっかけに車両運転免許を取得していないことが明らかになった、米カリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー知事。当初は批判的な報道が多かったものの、同知事の米国移民時のごたごたを思い「しかたないのでは?」とみる同情論が市民のあいだに広がっている。
この事故は、シュワルツェネッガー知事が休日の余暇として愛用の大型バイクに乗り、大型トレーラーを執拗につけまわしたり後方からショットガンを乱発したりしている最中に起こった。前方不注意の知事がハイウェイの橋脚に激突。かけつけた警察の調べにより、無免許運転が明らかになった。なお、同知事に特にけがはなかった。
シュワルツェネッガー氏は1984年にアメリカに移民してきた。この際、同氏は一糸まとわぬ裸一貫で渡米してきたため、移民局に対して身分証明書を提示することができなかったという。移民局は他国・他時代の運転免許をもっていても身分証明できない者に対しては米国内での運転免許証の交付を行っていない。こういった制度の不備が市民の同情を呼んでいるのだ。
警察当局は、もっか知事を交通違反の疑いで拘留している。拘置所に連行されるとき、シュワルツェネッガー知事は報道陣に向け
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と言葉少なながらも不敵に宣言したという。