テレビ朝日の人気刑事ドラマ「相棒」で、主演の水谷豊とコンビを組む“新相棒”が、あの
「ミッチー」
に決まった。水谷の相棒役は今シーズン半ばで寺脇康文が卒業して以来空席となっていた。水谷・ミッチーの19歳という年齢差もさることながら大きな身分の差を乗り越えての大抜擢に、新たな「ミッチーブーム」の到来もありそうだ。
ミッチーこと正田美智子が登場するのは、現在放送されている「相棒Season 7」の最終回(18日放映予定)から。警視庁の窓際部署「特命係」に籍を置く杉下右京(水谷)は趣味のテニスをきっかけにミッチーと知り合う。家族の問題や嫁との確執について相談に乗っているうちに、ふたりは力を合わせて難事件を解決してゆく─という展開となる予定。
ミッチーの起用について、水谷側は当初「家柄が違いすぎる」と固辞していたが、ミッチーの
「柳行李一つで来てください」
との言葉が決め手となって決心を固めたという。7日ひらかれた番組制作会見の場に白地のVネックセーター・ヘアバンドのミッチースタイルで登場したミッチーは、共演の水谷について
「とてもご清潔でご誠実なご立派な方」
と語り、全幅の信頼を寄せているようすを見せていた。
Season 8以降の「相棒」では水谷・ミッチーのコンビを主軸にストーリーが展開。ミッチーを「貴重なY染色体を薄める国賊」と付け狙うテロリストに、水谷が
「まだわからないのですか」
と一喝するシーンもあるという。また、ミッチーの起用は国民の消費意欲を喚起し、三種の神器や女性週刊誌などが爆発的に売れ不景気を吹き飛ばす「ミッチーブーム」を引き起こす可能性があるのでは─と期待する経済アナリストもいる。愛国心があるなら水曜の夜はテレ朝に決まりと言えそうだ。