ハードディスクドライブ大手のシーゲイト・テクノロジー(本社:米カリフォルニア)製品に不具合が見つかった問題で、同社が追跡調査したところ
「出荷した製品の記憶領域のうち、6割がエロい情報の保存に使われている」
ことが18日までにわかった。シーゲイトは経営状況悪化から他社による合併・買収も取り沙汰されているだけに「大規模リコールに発展すれば致命的」と懸念されていたが、利用状況からみて最悪の事態は回避できそうだと関係者はホッと胸をなでおろしている。
この問題は、同社が昨年12月までに出荷したハードディスクのほとんどのファームウェアにバグがあり、突然読み書きができなくなってしまうというもの。出荷済み製品のリコールはもちろん、貴重な情報を記録していた利用者から損害賠償を求める訴訟も起こされかねないと懸念されていた。しかし、シーゲイトが問い合わせのあった日本の熱心のユーザーを中心にサンプリング調査をおこなったところ、個人向けパーソナルコンピュータ用途では、これらハードディスクの記憶領域のうち
- 6割はネットで拾ったエロ画像や動画
- 3割はアニメの録画
だという実状がわかった。訴訟に発展しかねない貴重なビジネスデータはわずか1割だったため、「たとえ補償を要求されても大した金額にはならない」と関係者は楽観視している。
また、仮にしつこいクレーマーが「誠意を見せろ」と迫ってきたとしても、
- 本場・米国の金髪美女無修正ビデオをお詫びに送る
- 「そんな中学二年生の妄想みたいなアニメの録画データなんて、取っておいて何になるんだ。来年になったら自分で視ても逆に恥ずかしくなるところだったのに」と説得する
などと対応する方針とのこと。シーゲイト広報部は、弊紙の取材に「大したデータが記録されてなくて、ほんとうによかった。まあ、1テラバイトとか埋めてるヤツはどうせみんなエロ目的だとは思ってたけどなプギャーm9(^Д^)」と答えた。
とはいえ、残りの1割への対応でシーゲイト社の誠意が問われるのは事実。たとえばbogusnews編集主幹の総計8テラバイトぶんのハードディスクの9割には、ピュリッツァー賞級のおもしろくてタメになる記事原稿・芥川賞級の小説が記録されていたが、シーゲイトのせいですべて消失してしまった。おかげで今日は、こんなレベルの低いニュースを読者に届けるハメに…。こうした文化的損失に対し、同社がどういった補償をしてくれるのか。厳しい目で見守りたい。