検索エンジン大手のGoogleは13日、
「日本人が履くと70センチ身長が伸びる、新型シークレットブーツ」
の開発に成功したことを明らかにした。日本人の背が低いことが同社新サービスの日本国内展開に際して障害となっていることを受けて開発されたもので、今後は無償で日本人に配布していく予定。
この新型シークレットブーツは、かつて少年誌の巻末などに掲載されていたような“露骨にかかとの高い靴”ではない。見た目は一般的な靴とおなじだ。注目すべきはかかとに組み込まれた注射器。装着すると「かかとの骨を肥大させる遺伝子」をもったウイルスベクターが体内に注入されるため、履いているだけでみるみる背が伸びる! のだという。このシステムの開発には費用にしておよそ50億円、組み換え対象遺伝子を抽出するためのコンピュータ処理におよそ500万CPU時間がかかった。計算には全世界でGoogleツールバーをインストールしているコンピュータの余剰時間を勝手に拝借したとのことで、Googleの擁する資本力と最先端の集合知がみごとに活かされた。
Googleについては、最近日本で公開された「ストリートビュー」が「プライバシーの侵害にあたるのではないか」と指摘されていた。とりわけ「日本家屋の塀は背の低い日本人向けにつくられており、今の撮影方法では家屋の内部が見えてしまう。塀を70センチ高くしろというのか」などと批判があり、普及の大きな障害となっていた。今回のシークレットブーツは、
「塀を高くできないなら、身長を高くしてしまえばいいじゃない」
という逆転の発想に基づくもの。「もともと日本人は自分の名前を公道に表札で出すような意識の低い民族。平均身長が伸び、家の中が見えるのがふつうになってしまえばストリートビュー批判はおさまるはず」と、Google日本法人の河合敬一氏は語る。
新型シークレットブーツのβ版は、すでに配布が開始されているとのこと。セキュリティ専門家の高木浩光氏も愛用しており、
「すごい。ぐんぐん伸びる。おかげで女子にもモテモテで、陰湿にセキュリティホールとか個人情報問題とか扱ってるのがバカみたいに思えてきた」
という。弊紙編集部にも、ぜひ一足お送りいただきたいものだ。