テレビ埼玉は11日、同局がアニメ「こどものじかん」の放送を見合わせるとの報道が出ている件について、
「悪質なデマ。時間帯が変更になるだけできちんと放送する」
との声明を発表した。同番組は予定されていた木曜深夜27時から新たに金曜朝8時半へと移動し、12日以降放送されるという。
同局によれば、時間帯変更を決めたのは局内外からの指摘が発端。
「“こどものじかん”という題名にもかかわらず、“おとなのじかん”である深夜に放送するのはいかがなものか」
との声に、「たしかにそのとおりだ。U局のヌルい体質にどっぷり浸かるあまり、番組の想定視聴者層のことを真剣に考えるのを忘れていた」と反省。こども向けのゴールデンタイムである朝8時半へと移動することにしたという。
同時間帯にはNHK「おかあさんといっしょ」など強豪が控えているが、テレビ埼玉広報部の担当者は「あまり心配していない」と語る。
「まだVをチェックしていないが資料を見る限り、かわいい女の子が元気に活躍する健康的なアニメのようだ。従来のこども番組に飽き足らない高感度な視聴者のハートをつかめると期待している」
「こどものじかん」は、小学生の女の子たちが先生とこころの交流を繰り広げるスクールデイズを描いた作品。原作コミックは女の子の髪の毛の異常な多さで人気を博した。先の担当者は「金曜8時半には、テレビの前にお母さんとお子さんで一緒に並んで楽しんでほしい」としている。