15日昼ごろ三重県北部を震度5強の地震が襲ったことを受け、安倍首相は異例の早さで対応。遊説先の沖縄県から、米軍の戦闘機「F22」をチャーターして直接現地入り。地震発生1時間後には三重県亀山市のシャープ工場で
「何か困ったことはありませんか」
と熱心な御用聞きをおこなうなど、危機管理能力の高さを発揮していた。
午後0時25分ごろ。首相のもとに地震の第一報が入った。三重県および愛知県で被害が出ていることを聞いた首相は、すぐさま側近に命じて米軍にコンタクトをとり沖縄基地のF22を呼び寄せた。じきじきに操縦桿を握り、同機の最大速度であるマッハ2.42で一路三重へ。途中ソニックブームにより那覇市街で死傷者を出すトラブルはあったものの、ぶじ亀山市上空に到着。近隣に適当な滑走路がなかったため射出座席で脱出し、シャープ工場屋上にふわふわと降り立つみごとな腕前を見せた。
到着した首相は、
「地震によって同じ血を分けた国民が苦しむことがあってはならない」
と演説。被災地に工場をもつシャープ・松下らに、
- 労働基準法の適用免除
- 公害対策基本法のモラトリアム(むこう一万年間)
- 陸上自衛隊による運輸支援
など積極的な復興サポートを行っていくことを明らかにした。また、愛知県でも被害が出ていることを重視。五摂家・御三家のうち特にトヨタについて、人手不足解消のため政府が東京で“ニート・フリーター狩り”を代行することを提案している。
対応の早さに関して、駆けつけた記者団に対し首相は
「ロクに産業もない辺境の能登半島とは異なり、三重県は美しい日本国の中枢。現地入りを二週間もさぼるわけにはいかなかった。判断が遅れれば献金が二千億円減ることもある」
と語っていた。