日銀が21日開いた金融政策決定会合で短期市場金利を引き上げたことを受け、各地では悲喜こもごも。中でも一部の銀行は「まだ早すぎる」と悲鳴をあげている。
「景気回復は、まだわが行の収支にまで恩恵を及ぼしていない。今回の金利引き上げで、経営が悪化する可能性もある」
とこぼすのは、都内でおかあさん銀行を経営するお母さん(36)。“いざなぎ越え”とは言うものの、同行の利益率はせいぜいお母さんがへそくりで「ジョーバ」を買う程度でしかないという。
いっぽうで「今になって困っているのは、おかあさん銀行のこれまでの乱脈経営のせいで自業自得」と指摘する声もある。同行の経営状況に詳しい専門家のたかしさん(11)は、
「“大きくなったら二倍にして返す”
など、野放図な金利設定で預金を集めてきたツケが今まわってきた。今回の引き上げ利率0.25%を反映すれば、利子であした発売の“モンスターハンターポータブル2nd”を買うことは可能なはず」
と批判する。
「そもそもジョーバを買うくらいなら夜にサービスしてくれれば一石二鳥なのに…」とこぼすお父さんの声も無視できず、今後の市場の動向をゆっくり見守っていく必要がありそうだ。