政府関連委員会にも名を連ねている有名女性経営者に、英語力不足の問題があることがわかった。ゆとり教育の弊害が中高年のエスタブリッシュメントにまで及んでいる表れとも考えられ、原因究明など徹底した調査がのぞまれそうだ。
問題の経営者は、人材派遣会社「The R」の奥谷禮子社長。歯にもの着せぬ発言でマスコミへの露出が増えている同氏だが、このほど内部告発により、正しい英語では「The R」を
「ジ・アール」
と読むにもかかわらず、それを知らず誤って
「ザ・アール」
の表記で社名をつけた疑いが急浮上しているのだ。
「The」の発音規則については、日本では中学校一年生で履修することになっている。航空会社キャビンアテンダントという華々しい過去をもつ奥谷氏が中一でも敬遠するロワークラスの汚い英語を話すとは考えづらく、経歴詐称疑惑まで飛び出すありさまだ。ゆとり教育の弊害が、お肌の曲がり角を大幅に過ぎた年代にまでいよいよ及びはじめた可能性もある。
英語のプロフェッショナルながら二束三文で毎日過労死寸前までコキ使われている都内在住の派遣社員は、こう評する。
「こんな初歩的なことも知らないとは甘えだ。組合が過保護なのではないか。
“女だということだけを武器にした枕営業に忙しく、
勉強する時間がない”
ならそう主張すればいいわけで、本人の自己管理不足以外のなにものでもない」
いずれにせよ、彼女に「語学や社会の実態について死ぬまで勉強しろ」と諌言してくれる労働者はいなさそうだ。