著名人blogの炎上が相次ぐなか、今度はアノ人のblogも…。北欧出身で日本では「気のいいおじさん」としておなじみのサンタ=クロースさんが、ネットで思わぬ非難にさらされている。自身のblogに差別的な文章を掲載したというのがその発端。クリスマスを間近に控えて勃発した騒動に、子どもたちも「今年のプレゼントはあるのか…」と不安げだ。
発端は、今月はじめ。サンタ=クロースさんが運営する日記blogに書いたひとつの記事だった。その記事とは東京在住のとある少年(18)からの手紙について触れたもの。「クリスマスプレゼントに凌辱系エロゲーがほしい」とのリクエストに
「そんなゲームばかりやっていてはオタクかニートになってしまう。ニートは廃棄物なみに扱われ、どこの企業も相手にしてくれない」
とコメントしていた。この文章が匿名掲示板にさらされたことから
「オタク、ニートへの差別だ」
と批判が集中。2日で千を超えるコメントが寄せられ炎上した。
これに対しサンタさんは該当記事を削除。
「誤解を招いた。自分の殻に閉じこもっていてはいけない、と伝えたかった。私は無職のトナカイを積極的に雇うなど、むしろニートの味方」
と釈明したが、炎上の勢いはいまだ衰えを見せない。
インターネットに詳しい評論家の炎もゆるさんは
「炎上したら、自分が悪くなくてもとにかく謝るのが一番の対策。尻の穴のヒダまで拡げて見せる覚悟で、とにかく謝るべき」
と分析する。いっぽう、サンタさんへのコメントの中には
「ハイビジョン液晶テレビをプレゼントしてくれない限り追及の手を緩めない。抗議のために家々の煙突をふさいでまわる」
との声もある。このままではクリスマス運営への影響も避けられない見通しだ。