終戦記念日の靖国神社公式参拝で国家の品格を守った小泉さんが、また国民の心情を代弁…。協定領域外でカニ漁中の日本人漁船員がロシア国境警備隊の銃撃により死亡した事件を受け、小泉首相は18日に都内銀座の「かに道楽」で公式三杯した。
この日夕方、官邸を出た小泉首相は公用車で銀座駅前に乗り付けると、おごそかな面持ちで「かに道楽」銀座店に入店。お座敷に参内してカニ料理に舌鼓を打った。食事内容は見事なベニズワイガニを三杯。カニミソまでしっかり堪能。もちろんカニミソ酒もたっぷり楽しんだ。カニミソ料は公費から支出したという。
千鳥足で店から出てきた首相に記者団から「これは公式な三杯ですか? それとも私的ですか?」と質問が飛ぶと、
「内閣総理大臣である、人間、小泉純一郎がおいしくたべた」
とろれつのまわらないようすで答えた。
また、ワーキングプアが苦しんでいるこの時期を選んでカニを食べるという行動に出た意義を問われ、
「いつ食べてもおいしい。
いつ食べてもどうせ無口で食べちゃうでしょ」
と終始上機嫌なようすを崩さなかった。
銃撃を受け現在も拿捕されたままの第31吉進丸が所属する根室湾中部漁協では、小泉首相のカニ三昧を受け
「なんか、なまらむかつく」
とのコメントを発表している。