東京ディズニーランドで20年の歴史を誇る「シンデレラ城ツアー」が4月限りで幕を下ろすことが決定。ディズニーファンを残念がらせているが、異例の決定の背後には一組の夫婦のドロドロとした愛憎ドラマがあることが幣紙の調べで明らかになった。
その“夫婦”とは、城の名前にもなっているシンデレラ王妃と、夫・ユッセ王だ。ユッセ王は、かつて宮中舞踏会に出席したシンデレラ(当時平民)に一目惚れ。猛烈なアタックをかけて結婚した過去の持ち主だ。が、結婚後しばらくすると「シンデレラ王妃の浪費癖に嫌気がさし」(関係者談)熱愛は醒め、すっかり仲が冷え込んだ状態で現在に至っている。王が敬虔なクリスチャンのため離縁には至っていないが半別居状態。金銭トラブルから調停騒ぎを何度も起こしているという。
そんな夫妻のあいだで今もっともホットな問題が、ディズニーランドに建築した「シンデレラ城」の名称。ユッセ王が
建築費用を負担したのは余。シンデレラは一銭も払っていない。そもそも王である余をさしおいてシンデレラの名を付けるのはおかしい。「ユッセ城」と呼ぶべきだ
と主張。名称変更と精神的苦痛を受けた慰謝料の支払いをシンデレラ王妃に求めているのだ。
「あたしのほうが有名なんだからあたしの名前をつけて何が悪い」と開き直るシンデレラ妃に対し、ユッセ王側は「条件が呑めないのならば城を取り壊して弁済すべき」と一歩もゆずらない構え。交渉は平行線をたどっていたが、この冬、ユッセ王が裁判所に「資産価値保全のためのシンデレラ城差し押さえ」を求める仮処分を申請。事態は急展開した。
仮処分申請をうけ、
万一の場合には城内観覧者に危険がおよぶおそれもある
とみたディズニーランド当局が、シンデレラ城内ツアーの中止を決定した…というのが事態の真相だったのだ。つまり、ディズニーランド側は思ってもみなかった争いに巻き込まれた“被害者”。しかし、ディズニーはあくまで「夢を売るのが当パークの使命」との姿勢からドロドロの真相をひた隠しに隠している。今回のツアー中止の具体的な理由は明らかにされていない。弊紙の取材の過程でも、一切コメントは得られなかった。
シンデレラ妃と親しい事情通のプーさんに話を聞いてみたところ
はちみつの食べ過ぎで医者に「糖尿の危険が高い」って言われちゃったよ…
とこぼしていた。