国際通貨基金(IMF)専務理事のドミニク・スカトロスカーン氏は、女性暴行未遂容疑で米当局に逮捕されたことを受けて理事を辞任する意向を18日表明した。いっぽうで、ス氏はフランス次期大統領有力候補と見なされていたこともあり、ヨーロッパでは
「逮捕は変態勢力の陰謀」
との噂が絶えない。
ス氏は今月14日、滞在していた米ニューヨークの高級ホテルで女性従業員への暴行未遂で逮捕された。女性は「意に沿わない性的行為をされそうになった」と証言。世界の金融界の中心に立つ人物が、一転スキャンダルの渦中に突き落とされた。
これに対しスカトロスカーン氏は
「ベッドに入ったら、いきなりスカトロプレーを誘われたので拒否しただけ。意に沿わない行為を強制されたのはこちらだ」
と容疑を否認している。ス氏は超保守的な性的嗜好で知られ、体位は正常位しか受け付けず、しかも強硬なスカトロ嫌い。そんなス氏がなぜスカトロマニアとベッドインしたのかという点が最大の謎であり、陰謀説を勢いづかせる力となっている。
現在IMFでは、後任の専務理事としてキューバのスカトロ元議長招聘を検討中。スカトロ氏側は好感触を示しているといい、IMF内での力関係は大幅にスカトロ側有利へと傾く可能性が出てきたと言えそうだ。