花粉症などアレルギー型の疾患に悩む人々は年々増えているが、新たに
「紙」
にアレルギー症状を示す新たな病気が一部で流行の兆しを見せていることがわかった。罹患すると紙をもって立っているだけの人も敵に見え、凶暴化して襲いかかるなど異常行動に走ることもある。先週末には都内で患者が一般人を暴行する騒ぎを起こしたため、厚労省などが注意を呼びかけている。
騒ぎがあったのは先週末、東京・秋葉原の路上を歩いていた紙アレルギーの患者たちが、たまたま近くに立っていた男が無神経に紙を両手でもっていたため急性アレルギーを発症。取り乱して集団で襲いかかりボコボコにした。居合わせた警察官が申し訳程度に取り押さえたため、患者らにけがはなかった。
東京医科歯科大の大野武司教授(免疫学)によると、紙アレルギーは最近症例が報告されはじめた自己免疫疾患で、いちど発症すると紙を見せられるだけで強烈な拒否反応を起こすという。特に精神面に異常が出た場合には戦後の三国人を彷彿とさせる凶暴さで暴れるため、
「患者を刺激しないよう、紙を見せるなどという卑劣な行為は避けて」
とか。
紙アレルギーの原因については、いまのところまったくわかっていない。ただ、患者はアレルゲンである紙に強い嫌悪感を示すとのことで、紙を発明した中国人に対しても露骨に攻撃的な態度をとるという。また、情報収集も非紙媒体のネットに頼らざるを得ないため非常に思想が偏狭になるとか。若者がよく罹るはしかと異なり難治性である点も深刻だ。厚労省は
「患者を見かけたら相手にしないでほしい」
と呼びかけている。