マイクロソフトが販売しているゲーム機「Xbox 360」の一部技術を、ミサイル防衛(MD)に代わる高度な防衛用途に転用し恒久平和実現に役立てようという研究が、米国防省ではじまっていることが関係者の話でわかった。北朝鮮などが保有する大量破壊兵器を無力化し、紛争を未然にふせぐことができるのではないか─と期待されているという。
国防省の研究はコードネーム「プロジェクト箱○」と呼ばれているもの。多数の研究者が参加しており、同省がマイクロソフトから買い上げたXbox 360を一人一台ずつ潤沢に与えちゃくちゃくと調査が進められている。研究のポイントは
「なぜXbox 360の故障率は異常に高いのか」
だ。
一部報道によれば、Xbox 360の故障率は54.2パーセント。PS3の14.7パーセントと比べても異常な高さを誇る。設計が悪いとか熱いとかいう理由ではこれほどの高い故障率は説明がつかず、「故障させる」ために、ソニータイマーをもしのぐ何らかの高度な技術が使われていることは間違いないとされる。プロジェクト箱○は、このメカニズムを解明することで
「テロ支援国家などが保有する大量破壊兵器を自由に故障させ、無力化する方法が見つかるのではないか」
と追究する計画なのだ。
成功すれば北朝鮮のミサイルはもちろん、テロリストの爆弾に至るまで自由自在に故障・無力化させることができるプロジェクト箱○。戦争と武器をなくし恒久平和を実現する可能性もあるだけに、研究者らも本気だ。米軍の極秘研究施設「エリア51」では、集められた数多くの物理学者・数学者・文学者らが、24時間体制のもとピュアな気持ちで「ドリクラ」をプレイし続けている。彼らの成果に期待したい。