いちばん面白い漫才芸人を決定するイベントとして年末恒例となっている「M-1グランプリ」(朝日放送系列)が21日開催され、栄えある優勝者に「NON STYLE」が決まった。しかし、下馬評で「優勝確実」とされ準決勝にも進出していたコンビがまさかの敗退を喫する異常事態が発生。ネットでは
「陰で汚い妨害工作があった」
「M-1の優勝者は特定組織の意向で決められているに違いない」
といった噂が流れ、一部では過激な抗議活動に出ようとする動きもある。
事前に優勝確実と見られていたのは「U字工事」だ。メンバーの福田薫(30)と益子卓郎(30)のふたりはいずれも栃木県出身で知られ、雅な栃木弁と栃木の風物をネタにした笑いで全国区での人気をメキメキ伸ばしていた。この日も秀逸なネタで会場を大いに沸かせていたものの、結果はまさかの敗退。誰も予想していなかった展開に陰謀論が急浮上することとなった。
「敗退の裏には栃木をねたむ茨城県人の工作があるのではないか」
と言うのだ。
もともと、栃木県人のU字工事の2人には、笑いの才能が欠けた下賎な民族である茨城県人から嫉妬による嫌がらせが頻発していた。自宅に水戸納豆や大洗海岸の写真が送り付けられてくるなどは日常茶飯事。きょうも、収録会場のテレビ朝日本社第1スタジオに居合わせた事情通の証言によれば
「U字工事の出演時だけ舞台に納豆のヌルヌルがまかれており“スベりやすく”なっていた」
というから悪質だ。
また、大阪吉本興業関係者が多い審査員のもとにも「U字工事を落とせ」という脅迫文とともに納豆が送り付けられていたとの報告もある。U字工事は審査員の心証を良くするために栃木名産「しもつかれ」を贈っていたが、これではまったく効果が出なかったのもうなずける。ネットの匿名掲示板では
「M-1の結果はごじゃっぺ」
「もう一回グランプリをやりなおすべきだっぺ」
という書き込みが全国から殺到している。かねてから黒いうわさの絶えなかったM-1グランプリだが、あらためて審査の公正性が問われる事態となりそうだ。
なお、一部の過激派が「やりなおさなければクリスマスケーキのクリームにしもつかれを混入する」とテロ行為を予告しているため、一般市民への被害の広がりを懸念した警察庁および厚生労働省では、今年のクリスマス開催中止を決定した。