国民的人気をバックに就任した麻生総理がピンチだ。先週末のFNN・産経合同世論調査では、内閣支持率が危険水域とされる3割を割り込んだ。しかも「首相にふさわしい人物」としての評価もライバルの小沢一郎氏にリードを許すという危機的状況。だが、総理は口角を上げニヤリと笑うばかり。この状況で余裕の表情を見せる裏には、果たして何があるのか。弊紙は独自の取材で、総理が就任時に結んだ“契約”の存在をつかんだ。
実は麻生総理は首相に就任する際、政界のフィクサーとある契約を結んだというのだ。その契約とは…
「ワンナウツ契約」
だ。ワンナウツ契約は、
- FNN系列の世論調査時に内閣支持率を1%上げる=野党からワンアウト取るごとに5千万円の報酬
- 逆に失点した場合には自責点かどうかにかかわらず5億円のマイナス
として総理の年棒を計算するという、政界でも過去例を見ない契約である。麻生総理の余裕の背景には、このワンナウツ契約を活用して一攫千金をもくろむ計画があると見られる。
だが、試合は総理に圧倒的に不利な状況だ。野田聖子消費者行政担当相が「このところ国語的問題で失投があいついだことがマイナス材料になったと思う」と評するとおり、現在の内閣支持率は27.5%。内閣成立時の支持率44.6%から17ポイントも下落している。ここから計算すると、現時点での麻生太郎の年棒は
マイナス85億円
となる…。挽回するためには、今後支持率を170%上昇させなければならない計算だ。それにもかかわらず止まない失言。果たして麻生選手は試合を捨てたのか…?
ワンナウツ契約に詳しいリカオンズの渡久地東亜選手(声:萩原聖人)は、
「どいつもこいつも支持率が取れただの取れなかっただの、目の前のことしか見ちゃいねえ。勝負ってのはもっと長い目で見なきゃダメなんだ」
と語る。渡久地選手が指摘するのは、政局混迷によるコールドゲーム(=日本崩壊)で麻生氏が試合不成立と総理の座居座りを狙っている可能性だ。「この国の政治はもう、支持率の戦いじゃねえ。あと何ヶ月ねばれるかの戦いだ」と渡久地選手は言う。はたしてペナントレースのゆくえはどうなるのか。他人事ながら今後の動向から目が離せそうもない。