“侵略国家論文”で更迭された田母神俊雄・前航空幕僚長(60)は3日、都内で記者会見を開き「解任は言論の自由の侵害」としつつ
「抗議のため、自由を奪っている国の総理がどんな家に住んでいるのか見に行くツアーを実施する」
との意向を明らかにした。週末にも有志と渋谷駅前に集い、徒歩で麻生総理宅にむかい見学する予定という。
田母神氏は
「親日的な表現には不自由を強いる。こんな不自由な国のトップはさぞかし不自由な家に住んでいるのだろう。ぜひ拝見したいと思った」
と動機を語る。総理宅までただ歩道を歩くだけなのでデモの届け出はしていないが、渋谷警察署とは「問題ない」と友好的に話し合いが進んでいるとのこと。平和的かつ穏当な活動で、つつがなく終わると見られる。
さらに、不当な更迭劇を広く世に知らしめるために、
「各地の自衛隊官舎を訪問して抗議ビラをポスティングしてまわる」
ことも予定しているという。サヨクのように声高に叫ぶこともなく、人々の安寧も損ねない。さすが自衛隊出身の愛国の志士らしい活動だ。
会見中、田母神氏は終始怒りを抑えた沈痛な面持ちで「受け入れがたいという気持ちはある。しかし、今後は国民の一員として法をまもりながら粛々と世に訴えていきたい」と話していた。一部には更迭でヤケを起こした同氏が警察に逮捕されるようなことをしでかすのではないかとの観測もあったが、心配無用のようだ。