来月おこなわれるアメリカ大統領選で、共和党のジョン・マケイン候補がサラ・ペイリン氏を副大統領候補に指名する前に、著名人のルトガー・ハウアー氏(64)にも出馬を打診していたことがわかった。ハウアー氏自身が8日までにメディアに明かしたもの。
ハウアー氏は、強靭な肉体と精神をもつカリスマ性で多くのレプリカントを率いる有力者。共和党の副大統領候補についてはペイリン氏に決まる以前、映画界出身のクリント・イーストウッド、アーノルド・シュワルツネッガー氏らも噂されていたが、マケイン候補はハウアー氏の知名度の高さと強さのイメージを買い、副大統領候補指名を検討したものと見られる。
ハウアー氏によれば、具体的に打診を受けたのはある政治集会の場のことだったが、「寿命が限られており二期めまで保たない」ことを理由に固辞したという。対するマケイン候補も「アラスカ女では一期めもおぼつかない」としつこく食い下がったが、2,3発殴って
「私はお前たち政治家には信じられないものを見てきた。
オリオン座近くで燃え尽きた戦闘艇…。
タンホイザーゲートの近くで見た闇を切り裂くビーム…」
と言い聞かせると、ようやくあきらめたとのこと。
この件について、ハウアーさんに詳しい探偵のハリソン・フォードさんは
「彼の人生は人よりも強く輝くぶん短い。副大統領なんかより好きなことをして暮らすべきだろう。私も女と逃げるのに忙しいので失礼」
と語りつつ、スピナーを駆ってどこかへ去って行った。