中国の大手乳製品メーカーが製造した牛乳に化学物質メラミンが混入していた事件が話題を呼んでいるが、国産の乳でも同様の汚染事例のあったことが22日までにわかった。メーカーではすでに製品の自主回収を進めている。
汚染がわかったのは、ウォーカーブラザース事務所が販売する松崎しげるの母乳。同事務所によれば、製品を購入した消費者から先週末までに
「乳が褐色に染まっている」
との問い合わせがあり、調査したところ、しげるの乳を搾る製造過程でメラニン色素が混入していたことが判明。事態を重く見た事務所は即日自主回収を開始した。
製品に入っていたメラニン色素を調べたところ、朱色45%・黄色25%・白16%・緑14%を混ぜ合わせた「まつざきしげる色」であることが確認されており、
「松崎しげるから搾乳する際、誤って肌のメラニンまで搾ってしまった」
ことが汚染の原因と見られる。
国の食品衛生規準では松崎しげる由来メラニンの混入は想定されておらず、検査対象外となっている。ウォーカーブラザースは「摂取しても人体に害はない」としているが、専門家は大量に吸収した場合
- 周りの迷惑をかえりみず「美しい人生よ」と熱唱しだす
- とにかく暑苦しい
などの症状を引き起こす可能性を指摘する。リスクを最小限に食い止めるためにも、消費者は当面、松崎しげる乳を飲まないよう気をつける必要がありそうだ。