ゲームソフトメーカーのカプコン()は12日、Web上で同社人気タイトルのミニゲームを自由に作ることができる「つくろう!逆転裁判」を公開した。利用料金は無料。原作同様リアリティを追求した内容となっており、鳩山邦夫法務大臣も登場する。
会員登録をおこなうとサイト上で利用者オリジナルのシナリオを制作でき、blogパーツとして自分のblogに貼り付けることも可能。できあがるゲームは、基本的に「地裁レベルで出たまっとうな判決が高裁・最高裁に控訴するにつれ政府よりに“逆転”されてゆく」おなじみの内容だが、「つくろう…」オリジナル要素として我が国司法の守護神・鳩山邦夫法務大臣を出現させることができる。
たとえばシナリオの要素として、プレイヤー=被告人が「冤罪だ!」と主張した場合には、鳩山法相が現れ
「異義アリ!
死刑になるまでは冤罪とは言えない」
などと反論させることができる。それでも言うことを聞かないプレイヤーには、死刑を全自動連続執行したり、友達の友達のアルカイダに頼んで消したりも可能だ。とはいえシナリオ難度をかなりアップさせ、プレイヤーのやる気をそいでしまうきらいがあるので、導入には注意が必要だろう。
開発元のカプコンでは「利用者の声を取り入れ、さらにおもしろくしていきたい」と意気込む。すでにβユーザからのフィードバックを反映した「SP1」のリリースを予定しており
- いちど増やした法曹を「日本は訴訟社会ではない」と減らす
- 裁判員制度で死刑を量産する
などの機能追加がおこなわれるとのことだ。