14日はホワイトデー。バレンタインデーのお返しにさまざまな貢ぎ物を女性に贈るならわしだが、今年は直前になって思わぬ問題が露見。男性諸氏が慌てる騒ぎとなっている。通例なら「3倍返し」が相場だが、今年は
「3.107倍返し」
になるというのだ。
都内勤務の会社員・A男さん(25)。
「今月になってはじめて知った。返済額が急に増えたのでカネの工面に駆けずり回っている」
とこぼす。バレンタインに10万円のネクタイをもらった。彼女へのお返しは30万円だと思い込んでいたので、まだ1万700円が不足している。とりあえずタバコを減らすなどの節制をはじめたという。
原因はうるう年だ。通常、バレンタインからホワイトデーまでは28日だが、今年は29日と多い。当然返済額が増えることになる。
「3÷28×29=3.107倍」
と、子どもでもできる計算だが、バレンタインにチョコをもらった男性にはこの常識を知らないバカが多かったようだ。各デパートには、今ごろ「予約しているプレゼントを高いものに変えられないか」と問い合わせが殺到しているという。
中には調子にのってチョコをもらい歩くうち、利鞘稼ぎを狙う女性ヘッジファンドから1億円相当もプレゼントされていたため、今になって1070万円もの巨額負債に悩まされている男もいるという。しかし、もらったものは利子をつけてきちんと返すのが美しい自己責任社会。払えなければ腹をかっさばいて詫びつつ女性を他の男に譲るのが筋だろう。チョコと女子を独占し我が世の春を謳歌した不埒者どもに天罰の下ることを期待したい。