東京ディズニーリゾート(TDR)は9日、予約システムに運用上の障害が発生したため、同施設内のホテル・レストラン等の予約受付を停止すると発表した。復旧の見込みは立っていない。
原因は2月1日から移行予定だった新システムに、著作権侵害の事実が発覚したこと。TDR広報部によれば、システム開発を外注した企業が
「“気を利かせたつもりで”予約システム画面に社員手描きのミッキーマウス画像を使用していた」
という。しかも、版権料を払わないだけでなく使用許諾を取ろうとした形跡すらなかったことから、「きわめて悪質」(同広報部)と判断。システムの運用停止に踏み切った。TDRでは今後キャラクター使用料の支払いを求めていく方針だ。
いっぽう、問題のシステムを開発した企業側に取材したところ、
「日光江戸村で同様のシステムを請け負ったとき、ニャンまげの絵を入れてあげたら好評だったのに…」
と、あまりの反応の違いに頭を抱えていた。