安倍総理は24日、カリブ海のガンボボ酋長国など8ヶ国を歴訪する計画をまとめた。08年にもある国連安保理非常任理事国選出、および新たな常任理事国入りに向け支持固めを狙ったもので、早ければ月末にも出発する。
ガンボボ酋長国は北米東岸200kmのカリブ海沖に浮かぶ島国。約280人の住民をキアプ=ヌベーレ・ガ・ガンボボ酋長が束ねる。主産業は豚の骨飾り製造など。総理側近は
「ガンボボはわが国の将来にとって重要なパートナー。中国の脅威が増大するなか、シーレーン防衛上も意義は大きい」
とする。ガンボボ酋長は「豚足りない。ヤベはやくこい」と歓迎の意向を示している。
東ポリネシアのマイアマイア部族連邦も歴訪予定国のひとつ。同連邦は第二次大戦後にパプア=ニューギニアを追放された部族らが建国した若い国だが、人間の骨も噛みちぎる国民の強靭な歯が自慢だ。連邦代表のンベンベ・“大いなる肩甲骨”・イムヘ族長は
「日本人のボンボンはうまいと聞いている。コショウを持って待っている」
と語る。総理の美しさは万国共通で友好ムードを呼んでいるようだ。