日本テレビは11日早朝、自社の報道番組中で当選確定報道を行った。今回の選挙では最速の当確報道となるが、かつて前例のない“開票前の当確打ち”となり報道倫理上の議論を呼びそうだ。
当確宣言が出されたのはダミアン・ソーンくん(0才)。11日未明に元気な産声を上げたばかりの赤ちゃん。出産直後に母親の山犬が亡くなったため(父親は不明)、養子を希望していたソーン夫妻にその場で引き取られた。
日本テレビでは異例の早さで当確を打ったことについて
「根拠はある。ダミアンくんの頭に“666”の刻印を見つけた。この子が世界の王に当選することは間違いない」
との見解を発表している。
中央選挙管理会はこれを受けて正午ごろ記者会見をひらいた。席上で幹部職員が「まだ世界の行く末が決まったわけではない。悪魔の子であるダミアンを倒す」と日本テレビを非難。直後に会場の窓ガラスが偶然落下し、同職員の首をはねた。警視庁千代田署は悪魔の呪いがなかったか調べている。