トレンドマイクロ社のセキュリティ対策ソフト「ウイルスバスター」が、ブログサービス「アメーバブログ」を「出会い系サイト」と誤検知していた問題で、同サービスを運営するサイバーエージェントの藤田晋社長は20日までに抗議の声明を発表した。藤田社長は
「こころの傷は深い」
としてトレンドマイクロ社に真摯な対応を要求している。
この誤検知問題は先週17日ごろに報告されていたもの。ウイルスバスターの「URLフィルタ機能」を有効にした状態でアメーバブログ配下(http://ameblo.jp/)のページにアクセスすると、「出会い系サイト」との警告が発せられるようになっていた。今回の声明はこれに抗議するもので、
「二年前に奥菜恵と離婚して以来、すっかりアッチのほうはご無沙汰が続いている。むしろ
“出会えない系”
状態で、出会い系などと言われるのはあまりにもひどいイヤミで心外」
と、藤田社長は涙ながらに語る。
いっぽう、抗議を受けてデータベースをしぶしぶ修正したトレンドマイクロの関係者からは、
「いま“出会えていない”からこそ“出会い系”なのではないか。だいたい離婚したとはいえ一時期おいしい思いをしたのは間違いないわけでうらやましい。今年こそ童貞捨てたい」
と、私怨丸出しのコメントが寄せられている。美人の奥さんがいる、またはいた企業経営者は、トレンドマイクロの童貞社員の毒牙から身を守るよう警戒したほうがよさそうだ。