都内私立高校の破産管財人をつとめていた弁護士が、自殺していたことが12日わかった。この私立校は大学受験向けの特進コースを中心としたユニークなカリキュラムで知られており、自殺はその影響による“単位履修不足”を苦にしてのことと見られる。
自殺したのは都内在住の弁護士・桜木建二さん(36)。12日未明、管財人をつとめる私立龍山高校校内の桜の木で、首を吊って死んでいるのを同僚の英語教師が見つけた。遺体の近くから遺書が見つかっており、
「教員免許ももってないのに、東大に連れて行ってやる! なんてフカシこいてすみませんでした。おまいら首相とおなじ大学を受けろ。まあヤツはエスカレータ式入学だけどなプゲラ(ry」
などと書かれていたという。
龍山高校は平均偏差値36の、いわゆる底辺校。破産寸前だったが、今年度から「年100人の東大合格者を出す」方針での再建計画を推進。「特進コース」を設立して東大受験者を積極的にサポートする特殊カリキュラムで授業をすすめていた。
問題になっていたのは、この特進コースの履修不足。「東大に受かるには地理」との方針から歴史の授業科目数を絞るのは進学校として普通だが、
- 子作りにたいせつな「保健体育」を教えない
- 「音楽」でビートルズしか流さない
など、あきらかに学習指導要領から逸脱したカリキュラムとなっていた。この件については伊吹文明文部科学相も、
「そもそも連載開始からもう三年も経ってるのにまだ卒業させていないのがおかしい。“キャプテン翼”かおまえは」
と懸念を表明しており、指導的立場にあった桜木さんの対応に注目が集まっていた。
自殺を受けて同校内では動揺が広がっており、特進コースに在籍する女子生徒は
「これからどうすればいいのか…隠れ巨乳を活かして芸能界デビューすべきかしら」
などと悩んでいるようすだった。