米ブッシュ大統領は、1日、静養先のキャンプ・デービッドで会見。ハリケーン「カトリーナ」対策に関する記者からの質問に答えて、「まったく予想していなかった新たなかたちのテロ行為。アメリカは卑劣なテロリズムに徹底して対決していく」と強硬姿勢を鮮明にした。
大統領は「このような未知の大量破壊兵器を隠し持っていた南大西洋に対しては義憤を禁じえない。アメリカは犯人追及に全力を尽くす。武力行使の準備もある」と怒りをあらわにした。
同席上でラドクリフ国家安全保障局長は、すでに米海軍大西洋艦隊がカトリーナ発生地点である南大西洋地域での作戦行動を開始。バンカーバスター爆弾を搭載したB52爆撃機が、カトリーナを発生させたテロリストいぶりだしのため「悪い子はいねがー、テロリストはいねがー」と哨戒活動を行っていると述べた。まだハリケーンの発生原因解明にはいたっていないものの「犯人確保は時間の問題」と自信を見せた。なお哨戒中、爆撃手があやまって実弾を投下、ハイアイアイ群島が吹き飛んだことについて「地図の書き換えを必要にさせてしまった。地図出版社の皆様には心からお悔やみを申し上げる」と謝罪した。
- 2005
- 09/01 19:41