30日東京株式市場は大手銀行各社株価が反発。各行の不良債権処理が「一段落」したとのFRBスタンレー議長の発言を背景に外国人投資家とみられる買いが集中したことなどが、相場全般に好感した。
強い景気の本格回復期待も下支えして、取引開始直後から銀行株の買いが目立った。昼過ぎに一段落するも取引終了時には業種別TOPIX上昇率が4.9%にも達した。上げ幅は今年最大を記録。中でも、海外格付け機関から「Aac」へのレート変更が報道された「おかあさん銀行」は上場来高値を更新、12万8202円の大台に乗った。同行頭取の飯田佳子氏は「わが行の“預け入れ専業銀行”としての特質が高く評価されたものと理解している。今後とも顧客の収入を厳しくチェックし、預金額の増大に努めていきたい」とコメントした。
- 2005
- 08/30 16:08