秋田県藤里町の小学1年生男児が殺害された事件で、秋田県警は4日早朝から近くに住む女性に任意同行を求め事情を聴いている。周辺住民や週刊誌なども疑いの目を向けていることから、事実上容疑者と呼んで間違いないこの女性。なぜ凶行に及んだのか。弊紙が綿密な取材を続ける中、彼女の意外な“心の闇”が浮かび上がってきた。
「いつか何かやると思っていた」
と眉をひそめるのは、近所で“拡声器”と呼ばれ親しまれている主婦(52)。容疑をかけられている女性は数年前にこの団地に引っ越してきたが、それ以来まわりの環境を悪化させるような悪質な行為がめだったという。
住民にひときわ異常さを感じさせたのは、有毒ガスの勝手な放出。
「休みの日でも天気がいいと窓を開け放し、地球温暖化の原因となるガスを近隣にまきちらしていたんですよ」
と主婦は語る。このガスは広口瓶にあつめてロウソクを入れると火が消えるなど危険度が高い。容疑者は、窓際でニヤニヤ笑いながら大量にこのガスを吐くところを複数人に目撃されている。
また、ゴミの日には有毒物質「ダイオキシン」の発生原因となる薄い袋状のモノに汚物をまとめ、集積所に出していたという。
「少しづつダイオキシンを生成、じわじわと環境負荷を高めようという異常な憎悪を感じた」
と主婦は話す。
犯人の心の闇を感じさせられる数々の行為。二度と悲惨な事件を起こさないために、社会はこういった行動をとる異常者を徹底的に監視していく必要があるだろう。