神奈川県教育委員会が今春から、県内各校の入学式国歌斉唱に際して起立を徹底させるため、民間人オブザーバーを起用していたことがわかった。オブザーバーになっていたのは歌手の浜崎あゆみさん。起立徹底の指導力に関しては定評がある。
県教委の北村公一指導主事は、弊紙の問い合わせに対し
「文科省の“斉唱時起立徹底”の指示に従うため、民間人から助力を乞う異例の決断を下したもの。浜崎さんは若者に人気があるため若手教員への指導効果も期待できると考えた」
と答えている。
同主事によると浜崎さんは今年4月、モデル校として選ばれたとある県立高の入学式に出席。式が国歌斉唱にさしかかると壇上にあがり、
「左のほう座らないでくださーい。
見て、1番左で見てたのに座ってたよ。
感じ悪いよねー」
と座ったままの出席者を非難。大衆を扇動してブーイングさせただけでなく、
♪僕たちの天皇の儚い旅路は
ずっとずっと続くんだね
ちいさなちいさな石が
大きな岩になるくらいにね
と、完全オリジナルの歌を披露したという。
県教委では「効果はあった」と自信を見せるが、式終了後からインターネットの匿名掲示板を中心に
「足に障害があって座っていた子を槍玉に挙げたらしい」
との非難の声が高まっている件については「ノーコメント」としている。