内容の過激さから視聴者の抗議、スポンサーのクレジット表示敬遠など問題が取り沙汰されていたNTV系ドラマ「女王の教室」(土曜・夜9時~)で、主役の女教師・阿久津真矢役の天海祐希が降板することが明らかになった。はしのえみが代打として今後の主役を演じる。
同ドラマでは“女王”の非情な教師ぶりが当初よりPTAなど各界からの槍玉にあがっており、とりわけ女子児童の失禁シーン、成績の悪い子供を“奴隷”と揶揄する点などが非難の的となっていた。放送開始直後から「許せない」という批判・抗議が殺到。一部のSMクラブでは常連M男たちが「女王さまの横暴に抗議する会」を結成。番組の過激表現緩和を求めて奴隷活動のストライキを断行するも女王様の「おまえたち! いやらしい肉奴隷の分際でなに言ってるんだい!」という言葉責めに喜んで中止する一幕もあった。
制作陣はこれらの強いアレルギー反応に「今後の同枠ブランド価値低下につながりかねない」と番組内容刷新を決断。20日放映分をもって主役・天海祐希を降板させることとした。代役には「王様のブランチ」の女王様ぶりで名高いはしのえみを起用。ストーリー展開もソフトテイストに切り替え、毎回「宝塚出身セレブごひいきのスイーツを味わいたぁ~い」など無理難題を押し付ける女王様にクラス児童がてんやわんや。最後は必ず泉谷しげるが欽ちゃん走りの「どーしてそーゆうことするのかなっ!」で締め括るという「定番マンネリ型」を目指す。
- 2005
- 08/21 22:47