小泉首相は16日定例の記者会見中、靖国神社にハム式参拝したことを明らかにした。中韓両国との関係が悪化するなか参拝を断行したことは経済界などから鋭い批判を集めることになりそうだ。
同首相によると参拝したのは15日深夜。議員会館近くの「スーパー丸正」で「丸大ポークハムお徳用」を購入後、専用車で市ヶ谷の靖国神社に向かった。神社前で降りたった首相は艶やかな白無垢姿で両手にポークハムを掲げたまま、五体投地を三三九度繰り返したという。身を投げ出すうちに白無垢は擦り傷からの血で赤く染まり、ポークハムも砂にまみれてしまった。目撃者の話では、首相は参拝を終えると無造作にハムを近くのゴミ箱に投げ捨て、JR市ヶ谷駅方面にものすごいスピードで走り去ったという。
「今回のハム式参拝についてはハム専門家の意見をじっくり聞き、ベストと思われる様式で行った」と自信たっぷりの口調で語る首相。人民日報は同日、中国共産党幹部の談話として「我が国のお百姓さんが丹誠込めて育て上げた豚の肉を粗末にするとは良識を疑う」との記事を掲載。丸正精肉部主任・今野政夫さんは「今後の日中関係にさらなる悪影響を及ぼす可能性が高い」と分析する。
【民主党・岡田代表のコメント】「アジア諸国産のハムを使ったハム式参拝には、強い憤りをおぼえる。私ならアメリカ産のスパムを使う。ちなみにスパム缶は一缶500円程度だ」
- 2005
- 08/17 00:04