任天堂は27日開催されたアナリスト向けの説明会で、同社の家庭用ゲーム機「ゲームキューブ」の後継にあたる機種を発表する意向を明らかにした。来年5月に開催される米国の展示会「E3」に合わせて公開する予定。業界トップに君臨するソニー陣営に対し、いよいよ本格攻勢をかける準備を整え始めたようだ。
同席上で示された青写真によると、次世代機のコード名は「ゲーム球(きゅう)」。現行機の特徴だった直方体的デザインから一線を画し、8つの角をすべて排除した業界初の球体デザインとなる。任天堂幹部は「今まではものごとに“四角四面”にとらわれすぎていた。四角い頭を廃し、これからは人間もゲームも丸く生きるべきだ」と思い入れを語る。そのため、今回の新型機の設計には当初から日能研スタッフが携わっているという。開発のうえでもっとも難航しているのは「丸い本体を転がらないように家庭のリビングに固定する方法」だそうで、目下のところエスパー伊藤氏の能力を借りて解決方法を模索中とのことだ。
- 2004
- 05/27 00:00