マータイさん |
<ケニア環境相・ワンガリ・マータイさん>
みなさんは男性が一回の射精で発する精子の量がどれくらいかご存じでしょうか。最新の研究によるとその数およそ5億個と言われています。わずかな精液の中にこれだけの資源が含まれているのです。
いっぽう、クリスマスイブからクリスマスにかけて全日本人男性が行う射精の回数はご存じでしょうか。独り身の男性も含めると、なんとのべ2千万発。ほとんどは本来の目的のためではなく、一時しのぎの快楽のために使われています。つまりおよそ10兆個の精子が、一晩で無意味に浪費されているということです。
世の中には精子が足りなくて困っている人たちがおおぜいいます。たとえばAV制作会社。ぶっかけ企画ものを撮影するのに汁が薄いとクレームがこないよう、彼らは精子の工面に四苦八苦しています。汁男優のみなさんも、毎日精子不足に苦しんでいます。
いっぽうでは精子の無意味な浪費。またいっぽうでは慢性的な精子の欠乏が起きているのです。このままでいいのでしょうか。
日本には古来から「もったいない」ということばがあります。貴重なものを浪費することをいさめるために使うことばです。
クリスマスに浪費される精子は、まさにもったいない。みなさん、自分たちの行動を「もったいない」の視点から一度ふりかえってみませんか。
たとえば、そもそも無意味な射精行為をしない。エロゲーで射精するなどもってのほかです。やむなくしてしまった場合には、どこかに貯めておきしかるべき機関に寄付するのもよいでしょう。セックスの際も射精を無駄にしないように。女性は使用するコンドームにさりげなく針で穴を開けておき、精子を無駄にしないようにしましょう。
もったいない。クリスマスを機会に、みなさんもこのことばを心の片隅にとどめておくようにしてみませんか。