22日深夜、新宿区内の居酒屋わきの小道でサンタ・クロースさん(約400歳)が胸を刺されて死亡しているところを発見された。「男性が胸を真っ赤に染めて倒れている」との通報を受け駆けつけた新宿署員が確認した。警察は、すぐ近くで不審な行動を見せていた赤鼻のトナカイ容疑者がサンタさん殺人を認めたため緊急逮捕。現在、新宿署で事情を聴いている。
サンタ・クロースさんは、深夜に幼児宅に不法侵入するなどの奇行で知られる世界的な著名人。トナカイ容疑者はサンタさんとコンビを組み、世界中を興行してまわっていたが、一部で不仲がささやかれていた。事件発覚直前、居酒屋で口論をするサンタさんとトナカイ容疑者の姿が目撃されているほか、トナカイ容疑者のツノに付着していた血液のDNAがサンタさんのものと一致していることから、新宿署では「容疑者がツノでサンタさんを刺し殺したことに間違いない」と見ている。
犯行の動機についてトナカイ容疑者は
毎年毎年「鼻が赤くても気にするな。気にするな」とあの偽善者にしつこく言われ、ストレスがたまっていた。居酒屋でクリスマスの打ち上げをしていたところ「そういえばトナカイくんはBSE大丈夫なの?」とオヤジギャグをとばされたため、耐えきれなくなり発作的にやった
と話している。いっぽうでツノを念入りにヤスリがけしてとがらせるなど計画的犯行をにおわせる部分もあるため、新宿署ではさらに追及していく方針だ。