一年を通してもっともコンドームの需要が高まるクリスマスに向け、産地では穫り入れと出荷作業に追われている。生産高日本一のここ、栃木県壬生町では、農家に小中学校の生徒も応援に駆けつけての多忙ぶりだ。
かんぴょうの産地として名高い栃木県でも、コンドームにもっとも適した上級な品種が獲れるのは壬生町だけ。毎年12月には、最大の消費地である東京に向けおよそ2千万個の新鮮なコンドームを出荷している。
コンドーム農家を営んで60年という福田トメさん(75)の技はあざやか。かんぴょうの木に垂れ下がる数多くのかんぴょうから、薄く弾力性に富んだ一枚を的確に選び出して摘み取る。張り形に巻き付けて筒状に成形したあと、筒先を軽く歯で噛みながら引っ張ると液溜まりとなっておなじみのコンドームのかたちになる。一時間ほど天日に干せば出荷を待つばかりだ。
「作業はたいへんだが、東京に行った孫もこのコンドームを使うに違いないと思うと精が出る。ものがコンドームだけに」とうまいことを言うトメさん。円満な家族計画を支えるため、今日も壬生町の人々は汗をかいている。
(・ω・):コンドーム着用率 / Tokyo Fuku-blog: わずかな時間で装着完了! 自動コンドーム装着器 / 雅楽多blog:アルゼンチンの首都に巨大コンドームが登場 / stylog [ edge::blog:コンドーム大混乱? ]
※これらの情報の正確さについてbogusnewsは保証しません
|