警視庁虎ノ門署と港区保健所は26日、消費期限を大幅に過ぎた弁当を販売していたとして、区内の弁当屋への立ち入り検査に踏み切った。この弁当屋は自動車用品販売大手「オートバックス」の系列店舗。問題の商品を
「9年越しで販売されていた」
という悪質さで、保健所らは「厳しく調査・指導する」としている。
くだんの弁当屋は「M-1」の名称で10年前に開業。例年クリスマス前後に特別セールを開くことで知られ人気を博していた。しかし、取り扱い弁当のひとつ
「笑い飯」
の在庫がなかなかハケないことから、9年前から消費期限の書き換え偽装をおこない繰り返し店頭に出していたという。
さらに、今年は周りに「ネタがぜんぶ同じ寿司のパック」など、あきらかに売れない飯を置いてむりやり笑い飯の在庫を処分しようとしたため、来店者が保健所に通報。結果的に立ち入り検査をまねくことになった。
M-1広報部では
「民主党は誠に遺憾だが、どうせ今年で閉店だからいいや」
とコメントしている。