2010年のノーベル化学賞が「カップリング反応」研究の根岸栄一・鈴木章両氏に贈られた吉報が日本を駆け巡っているが、これを快く思わない一派も存在するようだ。池袋・乙女ロードを中心に活動する腐女子らは9日、化学賞選定をおこなったスウェーデン王立科学アカデミーに対し「遺憾の意」を表明。授賞取り下げを求める方針を示した。同時期に、日本国内では根岸氏らの受賞を報じるテレビニュース番組の電波が何者かによって妨害され、わけのわからない映像に差し替えられるという事件も発生しており、予断を許さない状況だ。
9日までに大手腐女子団体「腐女子の蘭を愛する心と権利を守る会」(腐蘭権。本部:池袋)が発表した声明によると、ノーベル化学賞による今回のカップリング反応研究への授賞決定については
「ホモを差別する偏った傾向がある」
とのこと。具体的には、カップリング反応には「ホモカップリング」「ヘテロカップリング(クロスカップリング)」の二種類があるにもかかわらず、受賞者のカップリング反応はいずれも
「ヘテロカップリングに偏っている」
とのこと。これを「ホモカップリングの自由を許さない国際世論を作り出そうとする、ノーベル賞の陰謀」だと強く批判している。
腐蘭権との関係は不明だが、声明発表後にはNHKニュース番組がノーベル賞受賞関連報道中にとつぜん電波ジャックされ、
「“六神合体ゴッドマーズ”など古典から楽しむ腐女子道」
などというわけのわからない映像が流れるという事件が発生している。警視庁は「過激な腐女子一派がノーベル賞受賞に反発して起こしたテロ行為の可能性が高い」と調査中だ。
腐蘭権広報部のコメント:
化学賞受賞を辞退しなければ、根岸栄一×鈴木章本を出す