Twitterの対抗馬として検索大手のGoogleが公開した新機能「Buzz」が、実は同社の遠大な計画の序章に過ぎなかったことが判明した。Googleは米国時間10日、まったく新しいソーシャルサービス
「Google Boss」
の全容を明らかにした。「世界中のすべてを検索対象にする」を社是に掲げる同社の集大成とも言える新サービスに、全世界から熱い視線が注がれている。
Google Bossはコードネーム「Big Brother」として推進されていたGoogle最大のプロジェクト。先だって公開されたBuzzのつぶやきを最大限活用し、個人の情報を可能な限り可視化するサービスだ。Boss上で個人名を検索すると、まずつぶやきの位置情報から該当人物の現在地をGoogle Maps上にプロットしてくれる。誰がどこにいるかすぐわかる画期的なしかけだ。
さらに、過去のつぶやき場所から主な行動範囲や移動経路を抽出。よく訪れている同人誌専門店を推定したうえでユーザーのつぶやき内容のテキストマイニング結果と組み合わせ、
「どのような趣味嗜好をもった人物か」
を診断してくれる。また、Google上での検索履歴も指標として「最近の興味や考えていること」も推理・表示するという。
Google担当者は「Bossを使えば、関心をもった相手についてさまざまな情報を一瞬で得られ、円滑なコミュニケーションをサポートしてくれる」と自信ありげに語る。また、Bossは対象人物のGMailメールボックスも検索し、
「最近どんなエロゲを買ったか」
「趣味は鬼畜系か和姦か」
なども教えてくれる。まさに新機軸のソーシャルサービスであり、社会のありかたすら根本的に変える可能性すら感じさせてくれるものと言えそうだ。