ますます陰湿化するいじめの魔手が、またもいたいけな犠牲者を…! 神奈川県内の私立中学校で、クラスメートから執拗ないじめを受けたせいで頭がおかしくなり公衆の面前でコスプレして暴れる女子生徒が現れ、問題となっている。近隣住民のあいだではいじめを見過ごした学校の監督不行き届きが非難を呼んでいる状態だ。
問題のいじめが発生したのは私立明堂学園(東堂いづみ学園長)。調べによると、先ごろ鎌倉市内から転校してきたばかりの2年生・花咲つぼみさんが、7日朝になって近所の公園で突然絶叫。恥ずかしいコスプレ姿で
「こころの大樹が枯れてしまう!」
「大地に咲く一輪の花! キュアブロッサム!」
などと叫んでいたため、黄色い救急車の人が駆け付けて取り押さえた。
つぼみさんの異変についてクラスメートらに取材したところ、彼女は転校初日から執拗ないじめのターゲットにされていたという。いわく、黒板に字を書けば
「小さくて読めない」
と非難され、口を開けば
「字だけじゃなく声も小さい」
と言われ、あげくの果ては弁当のからあげまで奪われるいじめられっぷりだったとか。これでは取り乱すのもしかたない。
明堂学園側は「いじめがあったという事実は把握していない」としているが、事情通は「スポンサー都合でいじめ設定となった可能性もある」と指摘する。往年の大映ドラマなみの展開になるまえに、歯止めをかける必要があると言えそうだ。